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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻4号

1995年04月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝と動脈硬化 高脂血症治療の諸問題と新しい展開

低HDLコレステロール血症の治療

著者: 芳野原1 鹿住敏2

所属機関: 1東邦大学医学部臨床検査医学 2兵庫県立成人病センター内科代謝内分泌部門

ページ範囲:P.731 - P.734

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ポイント
●高コレステロール血症を呈しない虚血性心疾患患者では低HDL血症を伴う場合が多く,また引き続いて心筋梗塞を発症する可能性が高い.すなわち,HDL単独低下症(iso-lated hypo-α-lipoproteinemia)は積極的に治療する必要性がある.
●HDLコレステロールを上昇せしめるには,食事療法,運動療法,さらに薬物療法が考えられるが,最も確実なものは薬物療法で,わが国においてはベザフィブレート(ベザトールSR®)が投与可能で,最も強力である.
●海外ではすでにこのような薬物療法による低HDL血症の治療によって冠動脈疾患の一次予防が成功している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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