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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻4号

1995年04月発行

文献概要

知っておきたい耳・鼻・のどの病気と病態・3

鼻出血のみかた

著者: 白幡雄一1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院耳鼻咽頭科

ページ範囲:P.813 - P.816

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 年齢を問わず鼻出血をきたしている患者を目の前にしたら,まず鼻出血が鼻のどの部位から起こっているのかを明らかにすることが先決である.鼻の前の部分から起こる鼻出血と後ろの部分から起こる鼻出血とでは止め方が異なるからである.
 子供の鼻出血は鼻の前方から起こることが多い.鼻の後方から起こる鼻出血はほとんど成人でしか見られない.鼻の前方からの出血は前鼻鏡検査により出血点を容易に明らかにできるが,鼻の後方からの出血は視覚的な盲点があってそうはいかない.そこで,後方出血の診断は前方出血でなければ後方出血であるという除外診断によりなされることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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