文献詳細
文献概要
今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 安静時標準12誘導心電図からみた不整脈診断
P波形・PQ偏位の見方
著者: 三田村秀雄1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科
ページ範囲:P.859 - P.861
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●P波の同定は不整脈解析に必須であり,II,V1誘導記録がその判読に適している.
●P波の右房あるいは左房負荷所見は,心房拡大とその原因となる肺疾患や,リウマチ性心臓病の存在を示唆する.
●PQ部分の偏位は,心房梗塞あるいは心膜炎に伴う心房再分極相の異常により生じる.
●いずれの病態も種々の心房性不整脈をきたしやすく,心不全,失神,脳梗塞などの出現を予知する指標となる.
●P波の同定は不整脈解析に必須であり,II,V1誘導記録がその判読に適している.
●P波の右房あるいは左房負荷所見は,心房拡大とその原因となる肺疾患や,リウマチ性心臓病の存在を示唆する.
●PQ部分の偏位は,心房梗塞あるいは心膜炎に伴う心房再分極相の異常により生じる.
●いずれの病態も種々の心房性不整脈をきたしやすく,心不全,失神,脳梗塞などの出現を予知する指標となる.
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