icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 安静時標準12誘導心電図からみた不整脈診断

P波形・PQ偏位の見方

著者: 三田村秀雄1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科

ページ範囲:P.859 - P.861

文献購入ページに移動
ポイント
●P波の同定は不整脈解析に必須であり,II,V1誘導記録がその判読に適している.
●P波の右房あるいは左房負荷所見は,心房拡大とその原因となる肺疾患や,リウマチ性心臓病の存在を示唆する.
●PQ部分の偏位は,心房梗塞あるいは心膜炎に伴う心房再分極相の異常により生じる.
●いずれの病態も種々の心房性不整脈をきたしやすく,心不全,失神,脳梗塞などの出現を予知する指標となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?