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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 不整脈からみた基礎心疾患の病態の理解

刺激伝導系の冠動脈支配

著者: 八木洋1 青山浩1 春日井正1

所属機関: 1日本大学医学部駿河台病院循環器科(第2内科)

ページ範囲:P.924 - P.926

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ポイント
●急性心筋梗塞時の不整脈と心電図変化.
●洞房結節枝を分岐する心房枝は心房間の側副血行路が発達するため,洞性徐脈性不整脈は一過性に経過することが多い.
●房室結節は左右冠動脈より三重支配を受けており,房室結節内ブロックは一過性に経過することが多い.
●右脚は前下行枝より血流支配を受けており,右脚ブロックの出現は両心機能の低下をきたし予後不良の徴候である.
●左脚後枝は左右冠動脈より三重支配を受けており,三枝ブロックによる完全房室ブロックは稀である.
●QRS幅の延長,QRS波形の変化はPurkinje線維網と心室筋接合部の伝導遅延の存在を示唆する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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