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文献概要
今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 不整脈からみた基礎心疾患の病態の理解
心室性不整脈QRS波形からの心筋虚血部位診断
著者: 中屋豊1
所属機関: 1徳島大学医学部栄養学科特殊栄養学
ページ範囲:P.936 - P.938
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●一応の目安として,右脚ブロック型の心室期外収縮は発生源が左心室にあり,左脚ブロック型は右心室にある.
●左室後壁起源の心室期外収縮では前壁が遅れて興奮するため,右脚ブロック+左軸偏位を示し,また逆に前壁起源の場合には電気軸は右軸となる.
●健常人では左脚ブロック型が多く,心疾患を有する例では左室由来の期外収縮が多くみられる.
●虚血時にみられる心室期外収縮は,虚血部および虚血部周囲の心室各部の刺激伝導系あるいは一般心筋が発生源となり,多様な伝導形式をとり,期外収縮時のQRS波形は多様性を示す.左室心内膜より生じた期外収縮でも左脚ブロック型を示すことも少なくない.
●一応の目安として,右脚ブロック型の心室期外収縮は発生源が左心室にあり,左脚ブロック型は右心室にある.
●左室後壁起源の心室期外収縮では前壁が遅れて興奮するため,右脚ブロック+左軸偏位を示し,また逆に前壁起源の場合には電気軸は右軸となる.
●健常人では左脚ブロック型が多く,心疾患を有する例では左室由来の期外収縮が多くみられる.
●虚血時にみられる心室期外収縮は,虚血部および虚血部周囲の心室各部の刺激伝導系あるいは一般心筋が発生源となり,多様な伝導形式をとり,期外収縮時のQRS波形は多様性を示す.左室心内膜より生じた期外収縮でも左脚ブロック型を示すことも少なくない.
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