文献詳細
今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方
不整脈からみた基礎心疾患の病態の理解
文献概要
ポイント
●心不全例においては,利尿薬投与などにより電解質異常が生じやすく,不整脈の誘因・増悪因子となる.
●高K血症では伝導障害を起こし,刺激発生異常から致死的不整脈を起こすことがある.
●低K血症ではいろいろな不整脈を誘発するとされ,上室期外収縮,房室ブロックを伴う発作性心房頻拍などの頻度が高い.
●低Mg血症では心房性,心室性の頻脈性不整脈などがみられ,低K血症とともに早期ないし後期脱分極による撃発活動(triggerd activity)を起こすことがある.
●ジギタリス投与例で低K血症,低Mg血症を合併すると,ジギタリス中毒を起こしやすい.
●心不全例においては,利尿薬投与などにより電解質異常が生じやすく,不整脈の誘因・増悪因子となる.
●高K血症では伝導障害を起こし,刺激発生異常から致死的不整脈を起こすことがある.
●低K血症ではいろいろな不整脈を誘発するとされ,上室期外収縮,房室ブロックを伴う発作性心房頻拍などの頻度が高い.
●低Mg血症では心房性,心室性の頻脈性不整脈などがみられ,低K血症とともに早期ないし後期脱分極による撃発活動(triggerd activity)を起こすことがある.
●ジギタリス投与例で低K血症,低Mg血症を合併すると,ジギタリス中毒を起こしやすい.
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