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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 心電図からみた治療の選択

心房細動

著者: 下野真由美1 井上博1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2内科

ページ範囲:P.964 - P.965

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ポイント
●心房細動の治療の目的は,自覚症状や血行動態の改善,塞栓症の予防である.
●そのためには,心拍数のコントロール,洞調律化(除細動)を行う.
●頻脈のコントロールにはジギタリス剤が第一選択であるが,単独では不十分な場合にはβ遮断薬あるいはCa拮抗薬を併用する.
●頻脈の早急のコントロールにはジギタリス剤よりもCa拮抗薬の静注が優れている.
●適応のある例では除細動を試みるが,現状ではIa群薬の静注が第一選択である.f波の細かい例では除細動は困難である.
●除細動後の再発の予防にはIa群薬あるいはIc群薬を使用するが,単剤では不十分な場合にはβ遮断薬を併用するとよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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