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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 心電図からみた治療の選択

発作性上室頻拍の見方と治療薬の選択

著者: 奥村謙1

所属機関: 1熊本大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.970 - P.972

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ポイント
●Narrow QRS,regular tachycardiaで,レートは140〜240拍/分である.
●2:1伝導の心房粗動との鑑別が必要である.
●機序として副伝導路を介するリエントリー(房室回帰性頻拍)と房室結節性リエントリーがある.
●発症早期にはValsalva操作(吸気時息こらえ)が有効である.
●頻拍停止には房室結節を抑制する薬物が有効で,ATPの急速静注やベラパミル静注が行われる.
●症状の重篤な例や発作頻発例,QOL障害例では根治を目的として高周波カテーテルアブレーションが行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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