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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方 心電図からみた治療の選択

心室細動の心電図所見と治療法

著者: 田寺長1 加藤貴雄1

所属機関: 1日本医科大学第1内科

ページ範囲:P.993 - P.998

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ポイント
●心室細動は最重症の頻脈性不整脈である.
●心電図所見では,大きさ,形,間隔とも不規則な細動波がみられる.
●心室細動に移行しやすい不整脈(警告不整脈)を早期に発見・治療し,心室細動の発生を未然に防ぐことが重要である.
●発生時には,迅速に診断し,直ちに心肺蘇生術を開始しつつ,DCカウンターショックを施行する.
●再発予防に用いる抗不整脈薬の第一選択はVaughan Williams分類Ib群薬である.
●薬剤抵抗性,再発性の心室細動症例には植え込み型自動除細動器が適応となる.
●加算平均心電図法によるハイリスク患者同定の試みも大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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