icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 疾患・症候をどう診るか

気管支喘息

著者: 吾郷晋浩1

所属機関: 1国立精神・神経センター国府台病院心身総合診療科

ページ範囲:P.1074 - P.1076

文献購入ページに移動
ポイント
●心身症としての気管支喘息は,アレルギー性因子や感染性因子の関与が否定されたものだけにみられるのではない.つまり,除外診断によるのではなく,心理・社会的因子の関与が大きいという積極的診断によるものである.
●重症・難治性喘息には,心身医学的な治療を必要とするものが多い.
●心身医学的な治療を成功させるためには,個々の症例に関与している心理・社会的な問題だけではなく,その症例のパーソナリティの発達段階,自我の強さ,環境状況なども考慮に入れて,より適切な治療法を選ぶことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら