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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 疾患・症候をどう診るか

消化性潰瘍

著者: 本郷道夫1 佐竹学1

所属機関: 1東北大学医学部心療内科

ページ範囲:P.1089 - P.1091

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ポイント
●消化性潰瘍の発症にはストレスの関与が大きい.
●ストレス刺激は大脳皮質から視床下部,内分泌系,自律神経系を介し,酸分泌亢進,粘膜血流低下などを起こし,粘膜の障害を惹起する.
●消化性潰瘍患者は失感情症的な性格傾向をもつものが多い.
●消化性潰瘍の治療の主体は薬物療法であるが,詳細な問診により,ストレスの質,強度およびストレスの受けとめ方を把握して心身両面から治療することが大切である.
●消化性潰瘍と関連の深いHelicobactor pylori感染とストレスとの関連が推測される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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