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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 疾患・症候をどう診るか

過換気症候群

著者: 武千春1 長田洋文1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院循環器内科

ページ範囲:P.1095 - P.1097

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ポイント
●過換気症候群は,生体が必要とする以上に換気を行うことによって生ずる疾患である.
●原因となる器質的疾患がなく,背景に潜む精神的ストレスをきっかけに起こることが多い.
●一般に胸痛,動悸など心臓発作とまぎらわしい急性発作を訴えるが,慢性に経過する不定愁訴も少なくない.
●診断は過呼吸の存在,動脈血CO2分圧の低下,呼吸性アルカローシスを証明すること.
●発作時の処置はpaper bagによる再呼吸法,精神安定剤であり,非発作時の対策はストレス対策(不安除去,腹式呼吸と筋緊張・弛緩法),ビニール袋によるCO2再吸入法の訓練である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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