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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 疾患・症候をどう診るか

慢性疼痛

著者: 山内祐一1 水谷好成2

所属機関: 1東北大学医学部病態運動学 2宮城教育大学教育学部生活系教育講座

ページ範囲:P.1104 - P.1106

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ポイント
●慢性疼痛とは一般に,発症後6カ月以上を経過した頑固な疼痛を指す.不安,抑うつ感,とらわれなどの情緒反応を伴う場合が多い.
●慢性疼痛には二面性(感覚的要素と情緒的要素)があるもので,広義の心因性疼痛とみなすべき例が少なくない.
●臨床家が遭遇するいたみは痛覚ではなくて痛行動である.これには患者の依存行動や長い医療歴などが含まれる.
●慢性疼痛の治療には,こうした痛行動やペインサイクルをどのようにして断ち切るかが重要な課題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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