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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

今月の主題 内科臨床における心身医療

疾患・症候をどう診るか

自律神経失調症(不定愁訴症候群)

著者: 中野弘一1 松崎淳人1 中島弘子2

所属機関: 1東邦大学医学部心療内科 2横浜相原病院心療内科

ページ範囲:P.1111 - P.1112

文献概要

ポイント
●多臓器にまたがる不定愁訴を呈する身体化障害と一つの器官の愁訴が中心となる身体表現性自律神経機能不全は,いわゆる自律神経失調症の一つのタイプであり,比較的治療抵抗性である.
●不安を主症状にした全般性不安障害や,不安,抑うつどちらともつかない不定愁訴を訴える混合性不安抑うつ障害は,心理的配慮の下で少量の抗不安薬,抗うつ薬を服用すると改善を認めることが多い.
●臨床検査で異常を認めない症候に対し,心理面への評価に目を向ければ,経過や予後を予測しつつ治療にあたることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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