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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 疾患・症候をどう診るか

更年期障害

著者: 大川玲子1

所属機関: 1千葉市立病院産婦人科

ページ範囲:P.1113 - P.1115

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ポイント
●更年期は生殖期から生殖不能期への移行期で,閉経の前後1〜2年をいう.この時期にエストロゲンの急速な低下と,社会文化など環境因子,性格特性としての心理因子が相まって起こる不定愁訴症候群が更年期障害である.
●ストレスの多さと卵巣機能低下を含めた身体の衰えという意味で,更年期を幅広く40〜55歳くらいとする考えもある.
●症状は“のぼせ”を中心とする自律神経失調症状と精神症状である.
●治療はホルモン補充療法(HRT)と心身医学的治療である.HRTはエストロゲン低下によるいわば老年期障害の予防,治療のうえでも注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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