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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻6号

1995年06月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床における心身医療 内科的治療をより効果的にする専門的治療法

絶食療法

著者: 山本晴義1

所属機関: 1横浜労災病院心療内科

ページ範囲:P.1147 - P.1149

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ポイント
●絶食療法とは,宗教上の行として,あるいは民間療法として行われてきた「断食」を現代の医学的見地から改良したもので,体から心に働きかける身心療法の一つである.
●東北大学方式絶食療法は,10日間の絶食期と5日間の復食期からなり,社会的隔離状態の中で行われ,点滴を連日受ける.
●絶食という強力な代謝性ストレスを生体に加えることにより,身体面から揺さぶりを起こさせ,それが内在する生体の自然治癒力を賦活させるものである.
●心理的には,精神的退行や被暗示性亢進により,固着した病的な条件づけが打破される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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