文献詳細
文献概要
今月の主題 内科臨床における心身医療 社会的広がりの中で考える
生命倫理(Bioethics)
著者: 赤林朗1
所属機関: 1東京大学医学部国際地域保健学
ページ範囲:P.1188 - P.1190
文献購入ページに移動ポイント
●「生命倫理」とは一般に,従来の医の職業集団内のみの判断で解決されてきた諸問題を,広く医療集団以外の視点からも議論する試みである.
●心身医療の実践において,医療の質を向上させるためには,医師が倫理的に正当化し得る基準に即した行動をとり,社会からの医療への信頼を高めることが必要になる.
●倫理的ジレンマに直面した際に妥当な倫理的判断を導くためには,①医学的介入の妥当性,②患者の希望,③QOL,④周囲の状況,の4項目に関するすべての問題点を列挙し,全体が見えたところで,何を優先させるかを考える方法が有用である.
●「生命倫理」とは一般に,従来の医の職業集団内のみの判断で解決されてきた諸問題を,広く医療集団以外の視点からも議論する試みである.
●心身医療の実践において,医療の質を向上させるためには,医師が倫理的に正当化し得る基準に即した行動をとり,社会からの医療への信頼を高めることが必要になる.
●倫理的ジレンマに直面した際に妥当な倫理的判断を導くためには,①医学的介入の妥当性,②患者の希望,③QOL,④周囲の状況,の4項目に関するすべての問題点を列挙し,全体が見えたところで,何を優先させるかを考える方法が有用である.
掲載誌情報