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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

今月の主題 高齢者医療の新しい視点

高齢者診療上の問題点

リハビリテーションの意義と重要性

著者: 渋谷健一郎1 江藤文夫1

所属機関: 1獨協医科大学リハビリテーション科

ページ範囲:P.1293 - P.1295

文献概要

ポイント
●廃用症候群の最大要因は安静である.
●廃用症候群が問題となるのは,過度の安静や過剰な安静期間の結果生じた合併症治療の困難さが,疾患の予後を悪化させるためである.
●老年者は安静の影響を受けやすく,容易に寝たきりの悪循環へと陥り,離脱は困離である.
●廃用症候群,寝たきりに対する最善の治療は予防で,運動療法が最も有効である.ゆえに老年者一般がリハビリテーションの対象となると考えられる.
●今日の医療では常にQOLを考慮した対応が求められる.QOLを低下させる過度の安静の弊害を自覚することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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