文献詳細
文献概要
今月の主題 高齢者医療の新しい視点 高齢者に特徴的な症状への対応
低血圧と高血圧
著者: 守口篤1 荻原俊男1
所属機関: 1大阪大学医学部第4内科
ページ範囲:P.1300 - P.1303
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●高齢者では圧受容体感受性の低下により血圧の日内変動が大きく,また起立性低血圧も起こしやすいので,注意深い血圧の評価が必要である.
●低血圧症は大きく分けて,本態性,二次性(症候性),起立性に分類され,多彩な愁訴を有していることが多い.その治療にあたっては,愁訴の改善を目標とすべきである.
●高齢者高血圧は加齢の影響により収縮期高血圧が多く,また臓器障害を合併していたり潜在的に進行していることも多いため,治療にあたっては過度な降圧を避け,副作用に留意した緩徐な降圧を行い,QOLへの配慮も必要である.
●高齢者では圧受容体感受性の低下により血圧の日内変動が大きく,また起立性低血圧も起こしやすいので,注意深い血圧の評価が必要である.
●低血圧症は大きく分けて,本態性,二次性(症候性),起立性に分類され,多彩な愁訴を有していることが多い.その治療にあたっては,愁訴の改善を目標とすべきである.
●高齢者高血圧は加齢の影響により収縮期高血圧が多く,また臓器障害を合併していたり潜在的に進行していることも多いため,治療にあたっては過度な降圧を避け,副作用に留意した緩徐な降圧を行い,QOLへの配慮も必要である.
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