icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

今月の主題 高齢者医療の新しい視点

高齢者に特徴的な症状への対応

便秘

著者: 関本博1

所属機関: 1金沢医科大学老年病学

ページ範囲:P.1310 - P.1311

文献概要

ポイント
●加齢とともに排便回数は減少し,便秘は老化の一つの生理的な指標となる.
●加齢とともに糞便の水分含有量は減少し,硬度が増加する.
●高齢者の便秘を診るに当たっては,排便回数の注意深い問診・観察と,腹部の触診による糞塊の診断,腹部X線撮影による巨大糞塊の検出が必要である.
●便秘の治療には便の軟化をはかる薬物,腸管運動促進薬を投与し,十分な水分摂取に心がける.難治例には糞塊除去,摘便,高圧浣腸を行い,腸管運動促進薬を投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら