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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

文献概要

今月の主題 高齢者医療の新しい視点 高齢者によく見られる疾患の診断・治療上の問題点

前立腺肥大症と前立腺癌

著者: 塚本泰司1 舛森直哉1 熊本悦明1

所属機関: 1札幌医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1334 - P.1336

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ポイント
●前立腺肥大症では,排尿に関する自覚症状が患者の満足度(あるいは不満度),QOLにどの程度影響を与えているのかを評価することが重要である.I-PSSはこの評価に有用である.また,表に出ている排尿に関する症状にとらわれずその病態に注意を払う.特に刺激症状(頻尿,切迫性尿失禁など)を訴える場合に注意が必要である.
●前立腺肥大症と癌との鑑別は,排尿症状を訴えて受診した人すべてに確実に行う必要がある.血清PSA測定も偽陽性,偽陰性の問題を抱えてはいるが,現時点では有用な方法の一っであることは明らかである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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