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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

今月の主題 高齢者医療の新しい視点

痴呆の鑑別と医学的・社会的対応

痴呆老人の医学的問題点とその対応

著者: 中村重信1

所属機関: 1広島大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1366 - P.1367

文献概要

ポイント
●痴呆老人では記憶障害以外に失語,失行,失認,計画・組織化・順序立て・抽象思考といった高次脳機能の障害がみられる.
●痴呆老人では身体合併症も多いので,問題点を整理することが大切である.
●問題点に順序をつけ,対応の仕方については痴呆老人自身や家族あるいは社会の人の意見や立場も考慮に入れる.
●投薬によって思わぬ副作用を起こすことがある.
●痴呆老人の場合,薬物の副作用としてせん妄を起こすことが多いので,薬物の投与量には十分配慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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