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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

文献概要

今月の主題 高齢者医療の新しい視点 痴呆の鑑別と医学的・社会的対応

痴呆性老人の在宅ケア上の注意点

著者: 石井徹郎1 本間昭1

所属機関: 1東京都老人総合研究所精神医学部門

ページ範囲:P.1368 - P.1370

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ポイント
●痴呆性高齢者の約90%が何らかの介助を要する.
●痴呆性高齢者の在宅ケアをしている介護者に対して最も重要な点は,介護者の心理状態を的確に把握することである.
●異常行動や精神症状の多くは環境要因によって出現したり修飾される.
●老年期の痴呆であっても早期受診が重要である.余裕のある介護によって異常行動や精神症状は軽減する.
●焦燥や幻覚,妄想などの精神症状を伴うアルツハイマー型痴呆は,伴わないものよりも進行の度合いが早い.
●医師もその地域の社会資源を熟知することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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