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文献概要
これからの医療と医療制度・19
ソロ・プラクティスとグループ・プラクティス
著者: 寺崎仁1
所属機関: 1日本大学医学部医療管理学
ページ範囲:P.1440 - P.1441
文献購入ページに移動 プラクティス(practice)とは「開業」の意味で,ソロ・プラクティス(solo practice)は文字通り「一人」あるいは「単独」で開業するということである.一方,グループ・プラクティス(group prac-tice)とは,何人かの医師が契約に基づいてグループを組み集団で開業することとされている.グループ・プラクティスは日本ではあまり馴染みのない言葉で,そのような開業は必ずしも一般的ではないが,米国においては医師が開業する際に非常によく用いられる開業の形態である.
米国では,グループ・プラクティスについて一応の定義があり,「3人以上の医師が契約に基づいて共同で開業し,費用や利益などについては事前にルールを決めて分け合い,さらに医療機器や設備あるいはオフィスやスタッフなどを共有し管理・運営をする開業の形態」とされている.基本的には,ベッドを持たずに外来診療だけを行うクリニックとして運営される.また,2人だけの医師による開業は「パートナーシップ」と呼ばれ,グループ・プラクティスとは言葉の上で区別されるが,運営の形態などはほぼ同じであるといわれている.
米国では,グループ・プラクティスについて一応の定義があり,「3人以上の医師が契約に基づいて共同で開業し,費用や利益などについては事前にルールを決めて分け合い,さらに医療機器や設備あるいはオフィスやスタッフなどを共有し管理・運営をする開業の形態」とされている.基本的には,ベッドを持たずに外来診療だけを行うクリニックとして運営される.また,2人だけの医師による開業は「パートナーシップ」と呼ばれ,グループ・プラクティスとは言葉の上で区別されるが,運営の形態などはほぼ同じであるといわれている.
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