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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻7号

1995年07月発行

文献概要

これからの医療と医療制度・19

ソロ・プラクティスとグループ・プラクティス

著者: 寺崎仁1

所属機関: 1日本大学医学部医療管理学

ページ範囲:P.1440 - P.1441

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 プラクティス(practice)とは「開業」の意味で,ソロ・プラクティス(solo practice)は文字通り「一人」あるいは「単独」で開業するということである.一方,グループ・プラクティス(group prac-tice)とは,何人かの医師が契約に基づいてグループを組み集団で開業することとされている.グループ・プラクティスは日本ではあまり馴染みのない言葉で,そのような開業は必ずしも一般的ではないが,米国においては医師が開業する際に非常によく用いられる開業の形態である.
 米国では,グループ・プラクティスについて一応の定義があり,「3人以上の医師が契約に基づいて共同で開業し,費用や利益などについては事前にルールを決めて分け合い,さらに医療機器や設備あるいはオフィスやスタッフなどを共有し管理・運営をする開業の形態」とされている.基本的には,ベッドを持たずに外来診療だけを行うクリニックとして運営される.また,2人だけの医師による開業は「パートナーシップ」と呼ばれ,グループ・プラクティスとは言葉の上で区別されるが,運営の形態などはほぼ同じであるといわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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