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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 発生機序と病態をめぐって

冠攣縮で急性心筋梗塞は発症するか

著者: 小川久雄1 泰江弘文1

所属機関: 1熊本大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.1472 - P.1474

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ポイント
●冠攣縮は,急性心筋梗塞の発症要因となり得る.
●冠攣縮により,thrombin生成から凝固カスケードの亢進が引き起こされ,冠攣縮から冠動脈血栓の形成,ひいては急性心筋梗塞発症へと進展する可能性がある.
●冠動脈のプラーク損傷部位には血小板が凝集しやすく,その結果,血小板由来のトロンボキサンA2,ロイコトリエン,ヒスタミン,セロトニンなどが放出される.これらの血管収縮物質は冠攣縮を誘発し,その部位での血栓形成へと進展していく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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