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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 急性心筋梗塞診断の進歩

心筋梗塞巣の評価にはどの診断法が有用か

著者: 山崎純一1 森下健1

所属機関: 1東邦大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1492 - P.1495

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ポイント
●梗塞巣を壁運動の観点から評価する方法に左室造影,心エコー図,心プールイメージングなどがある.
●心筋壊死,心筋viabilityの鑑別のため,経過観察や薬物,運動負荷が必要であるが,断層心エコー図は反復性,簡便性の点からも有用性は高い.
●梗塞巣を心筋灌流の観点から評価するには核医学検査が優れている.
201Tl C1,99mTc-MIBIにより,壊死巣やviable心筋の評価が容易であるが,交感神経機能,脂肪酸代謝の画像化が可能である123I-MIBG,123I-BMIPPはstunned myocar-diumの機序解明に有用と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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