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今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 再灌流療法
新しい血栓溶解薬はウロキナーゼ,t-PAより優れているか
著者: 植松俊彦1 松野浩之1
所属機関: 1岐阜大学医学部薬理学
ページ範囲:P.1517 - P.1519
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●静脈内投与で用いられた場合,冠動脈血栓の溶解に関しては組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)はウロキナーゼ(u-PA)より優れている.
●新しい血栓溶解薬は主にt-PAの構造を変えて,より血中半減期を長くする,より血栓親和性を高める,といった改良がなされている.
●そのような新しい血栓溶解薬は臨床試験で血中半減期の延長が証明され,t-PAより冠動脈血栓の溶解効果が優れていることが証明されつつある.
●血栓溶解という一次的な効果のみならず,血栓あるいは内膜肥厚による再閉塞を予防できる血栓溶解療法が求められている.
●静脈内投与で用いられた場合,冠動脈血栓の溶解に関しては組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)はウロキナーゼ(u-PA)より優れている.
●新しい血栓溶解薬は主にt-PAの構造を変えて,より血中半減期を長くする,より血栓親和性を高める,といった改良がなされている.
●そのような新しい血栓溶解薬は臨床試験で血中半減期の延長が証明され,t-PAより冠動脈血栓の溶解効果が優れていることが証明されつつある.
●血栓溶解という一次的な効果のみならず,血栓あるいは内膜肥厚による再閉塞を予防できる血栓溶解療法が求められている.
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