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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 再灌流療法

心原性ショックに対する有効な再灌流療法は何か

著者: 光藤和明1

所属機関: 1倉敷中央病院循環器内科

ページ範囲:P.1532 - P.1534

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ポイント
●急性心筋梗塞における心原性ショックに対する再灌流療法は,①早期再開通および②確実な再開通が可能でなくてはならない.また,③IABPやPCPSなどの補助治療法の併用が行いやすい治療法のほうが良いし,④CABGが必要な場合,その必要性を弁別し,CABGに円滑に移行できる治療法がよい.
●そうした観点から見ると,①直ちに治療を開始することができるならprimary PTCAが,②緊急PTCAが可能な基幹病院が遠隔である場合はIVTが第一線の治療となる.③mobileCCUを用いた搬送中のIVTも有効な治療法である.さらには,PTCAを意図した場合に必然的に行う冠動脈造影はCABGを含めた心原性ショックの確実な治療法のために極めて重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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