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今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 再灌流療法
高齢者に対する再灌流療法はどう選択すべきか
著者: 坂井誠1
所属機関: 1東京都老人医療センター循環器科
ページ範囲:P.1536 - P.1538
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●75歳以上の急性心筋梗塞の死亡率は65〜74歳に比べ倍増するが,75歳以上の症例で再灌流療法に成功すれば死亡率減少に及ぼす効果も大きい.
●経静脈的血栓溶解療法は高齢者でも有効であるが,脳出血,心破裂の頻度が増す.
●direct PTCAおよび血栓溶解療法後にもPTCAにより十分な再開通を得ることが死亡率軽減に重要であるが,インターベンションに伴う合併症の発生率は高い.
●現時点では症例,施設ごとに再開通率が高く,合併症が少ない方法をとるべきである.
●75歳以上の急性心筋梗塞の死亡率は65〜74歳に比べ倍増するが,75歳以上の症例で再灌流療法に成功すれば死亡率減少に及ぼす効果も大きい.
●経静脈的血栓溶解療法は高齢者でも有効であるが,脳出血,心破裂の頻度が増す.
●direct PTCAおよび血栓溶解療法後にもPTCAにより十分な再開通を得ることが死亡率軽減に重要であるが,インターベンションに伴う合併症の発生率は高い.
●現時点では症例,施設ごとに再開通率が高く,合併症が少ない方法をとるべきである.
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