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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 再灌流療法

発症6時間以後のlate reperfusionは有効か

著者: 滝内伸1 伊藤浩1 藤井謙司1

所属機関: 1桜橋渡辺病院循環器内科

ページ範囲:P.1540 - P.1542

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ポイント
●梗塞発症後6時間以上(golden time)経過した症例に対する遅延再灌流療法(late reperfusion)においても予後の改善が期待できる.
●遅延再灌流の効果として,左室リモデリングの抑制がある.
●遅延再灌流において,発症後胸痛が間欠的で一過性自然再疎通が生じていると考えられる例や,良好な側副血行など虚血の抑制因子が存在する例では,慢性期壁運動改善を認めることがある.
●遅延再灌流において確実な再灌流を得るために血栓溶解療法にとどまらず,PTCAの併用やprimary PTCAが有効と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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