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文献概要
今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 急性心筋梗塞の合併症に対する治療
Swan-Ganzカテーテルによるモニタリングが不要な症例はどれか
著者: 鈴木紳1
所属機関: 1榊原記念病院循環器内科
ページ範囲:P.1552 - P.1554
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●ポンプ失調を合併した急性心筋梗塞には,Swan-Ganzカテーテルによるモニタリングが治療方針の決定や効果判定の上で非常に役に立つ.
●しかし,CCUに収容される急性心筋梗塞の半数以上は,特に合併症もなく良好な経過をたどっている.
●Swan-Ganzカテーテル挿入に伴う合併症も皆無ではなく,ポンプ失調の重症度を臨床的にみたKillip分類と,血行動態の数値から分けたForrester分類とはよく相関するといわれているので,血行動態のモニタリングが必要な症例かどうかを臨床的に判断することが大切である.
●ポンプ失調を合併した急性心筋梗塞には,Swan-Ganzカテーテルによるモニタリングが治療方針の決定や効果判定の上で非常に役に立つ.
●しかし,CCUに収容される急性心筋梗塞の半数以上は,特に合併症もなく良好な経過をたどっている.
●Swan-Ganzカテーテル挿入に伴う合併症も皆無ではなく,ポンプ失調の重症度を臨床的にみたKillip分類と,血行動態の数値から分けたForrester分類とはよく相関するといわれているので,血行動態のモニタリングが必要な症例かどうかを臨床的に判断することが大切である.
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