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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 急性心筋梗塞の合併症に対する治療

右室梗塞の治療法としては何が有効か

著者: 茅野真男1 荻原篤2

所属機関: 1国立東京第二病院循環器科 2沼津市立病院内科

ページ範囲:P.1558 - P.1560

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ポイント
●早期の再灌流療法が望まれる.
●右室梗塞主体の病態では,右室前負荷を維持するために大量輸液療法を行う.
●血管拡張薬は,低血圧をもたらす可能性があるため,使用については注意が必要である.
●右室梗塞に左心不全を合併する場合,輸液療法に加え,カテコラミン療法を行う.
●それでも低心拍出量状態が持続するときには,大動脈内バルーンパンピング法や経皮的心肺補助装置を用いる.
●心室ペーシングのみを行っても,低血圧やショックが改善されない例に対して,心房・心室順次ペーシングが有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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