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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻8号

1995年08月発行

文献概要

今月の主題 急性心筋梗塞Q&A 急性心筋梗塞の回復期・慢性期の予後

左室remodelingを抑制するには何が有効か

著者: 満尾和寿1 山口徹1

所属機関: 1東邦大学医学部第3内科(大橋病院)

ページ範囲:P.1579 - P.1581

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ポイント
●急性心筋梗塞後に生じる進行性の左室拡大を総称して左室remodelingと呼ぶ.
●低下した心機能に対して拍出量を維持しようとする代償機転と考えられているが,左室の拡大の進行により最終的にはうっ血性心不全に陥る.
●梗塞サイズ,血圧などの因子のほかに心筋組織レニン-アンギオテンシン系で産生されるアンギオテンシンIIの作用が左室remodelingに関与している可能性が示唆される.
●左室remodelingの予防には再灌流療法による梗塞サイズの縮小や,ACE阻害薬投与が有効であることが実験的にも臨床的にも示されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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