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文献概要
今月の主題 呼吸器疾患の画像診断 胸部X線写真
不均等陰影—非区域性
著者: 杉山幸比古1
所属機関: 1自治医科大学呼吸器内科
ページ範囲:P.1702 - P.1705
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●初期の肺結核では,陰影は主にS1,S2,S1+2,S6にみられる.
●初期の活動性肺結核の胸部X線像上の特徴は,境界不鮮明の不整形陰影で,一部融合傾向のある結節影を含む浸潤影である.
●治癒した肺結核の像は,硬い線状影,結節性陰影で石灰化を伴う.
●非区域性の不均等陰影としては,肺結核のほか,真菌症,細気管支肺胞上皮癌,リンパ腫,肺分画症,肺梗塞症,PIE症候群などを鑑別していく必要がある.
●初期の肺結核では,陰影は主にS1,S2,S1+2,S6にみられる.
●初期の活動性肺結核の胸部X線像上の特徴は,境界不鮮明の不整形陰影で,一部融合傾向のある結節影を含む浸潤影である.
●治癒した肺結核の像は,硬い線状影,結節性陰影で石灰化を伴う.
●非区域性の不均等陰影としては,肺結核のほか,真菌症,細気管支肺胞上皮癌,リンパ腫,肺分画症,肺梗塞症,PIE症候群などを鑑別していく必要がある.
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