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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻9号

1995年09月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器疾患の画像診断 胸部X線写真

腫瘤陰影—孤立性(3cm未満)

著者: 柿沼龍太郎1 大松広伸1 西脇裕1

所属機関: 1国立がんセンター東病院呼吸器科

ページ範囲:P.1719 - P.1722

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ポイント
●肺腺癌は,組織分化度により画像所見が異なる.
●高分化型腺癌は辺縁が不明瞭であり,胸膜陥入像や,気管支肺血管の末梢性収束像が強い.
●低分化型腺癌は,辺縁が明瞭であることが多い.
●肺腺癌の場合,複数の亜区域にまたがることが多く,静脈が陰影の中に入っていることが多い.
●3cm未満の肺腺癌でも約20%の縦隔リンパ節転移があり,孤立性陰影を見つけたときは,一定の検査手順にて確診をつけるべきで,漫然と経過をみてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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