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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻9号

1995年09月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器疾患の画像診断 胸部X線写真

びまん性間質性病変—粒状陰影

著者: 貞岡俊一1 三井田和夫1 尾尻博也2

所属機関: 1東京労災病院放射線科 2東京慈恵会医科大学放射線医学

ページ範囲:P.1748 - P.1751

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ポイント
●粒状陰影とは内部の均一な,大きさのほぼそろった散布性の円形のびまん性小結節性陰影(直径1〜4mm)をいい,通常肺間質の病変でみられる.
●しばしば小さな肺血管の断面を粒状陰影と見誤ることがあるが,正常血管の作るものよりももっとびまん性である.
●読影にあたっては,各々の粒状陰影の性状・分布,肺の容積減少や膨張,リンパ節腫大,胸水など他の異常陰影の有無を見ることが大切である.
●粒状陰影は画像上特異性に乏しいため,臨床データを参考にして,読影所見を診断に結びつけるように努力する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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