文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸器疾患の画像診断 胸部X線写真
透過性亢進—両側肺
著者: 小林一郎1
所属機関: 1東海大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1756 - P.1759
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●両側肺野の透過性亢進をきたす最も頻度の高い疾患は肺気腫である.
●肺気腫は病理学的に定義された疾患であるが,臨床症状,肺機能検査,画像所見を組み合わせて総合的に診断されている.
●単純X線上,肺の過膨張所見,肺紋理の減少,滴状心が肺気腫の特徴である.
●High-resolution CTで,小葉中心型,汎小葉型,傍隔壁型肺気腫の区別が可能である.
●両側肺野透過性亢進をきたす気管支喘息,先天性心疾患,原発性肺高血圧症,肺血栓塞栓症との鑑別を要する.
●両側肺野の透過性亢進をきたす最も頻度の高い疾患は肺気腫である.
●肺気腫は病理学的に定義された疾患であるが,臨床症状,肺機能検査,画像所見を組み合わせて総合的に診断されている.
●単純X線上,肺の過膨張所見,肺紋理の減少,滴状心が肺気腫の特徴である.
●High-resolution CTで,小葉中心型,汎小葉型,傍隔壁型肺気腫の区別が可能である.
●両側肺野透過性亢進をきたす気管支喘息,先天性心疾患,原発性肺高血圧症,肺血栓塞栓症との鑑別を要する.
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