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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻9号

1995年09月発行

文献概要

グラフ 検査・診断のためのCurrent Technology—原理と臨床的意義・9

in situ hybridization/FISH

著者: 河合俊明1 広井禎之1

所属機関: 1防衛医科大学校病理学第1講座

ページ範囲:P.1847 - P.1850

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 従来,細胞および組織内に存在する蛋白の局在を検出する方法として免疫細胞および組織化学がある.その蛋白がそこで産生されたか否かを判断するために,DNA,mRNAのような核酸の有無を確認する方法としてin situ hybridization(ISH)がある.ISH法は核酸にアイソトープ(RI)を標識する方法と,ビオチンやジゴキシゲニンなどの非RIを標識する方法がある.後者の中で蛍光色素を使用する方法はfluorescence in situ hybridization(FISH)と呼ばれている.
 本稿では,取り扱いに特殊な施設の必要や被曝の危険がなく,さらにISH二重染色や免疫染色などとの重染色が可能な非RI法について,われわれが現在行っている組織および細胞診標本上において,ISH,FISHの手技を通して方法および臨床応用について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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