icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 抗生物質の投与に当たって

抗生物質投与前に何を行うか

著者: 西谷肇1

所属機関: 1帝京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.8 - P.9

文献購入ページに移動
ポイント
●抗生物質の正しい使用には投与前の培養検体採取と,その検体のグラム染色による迅速診断が重要である.
●グラム染色は臨床医必修の技術である.
●グラム染色で肺炎球菌,髄膜炎菌,モラキセラ・カタラーリス,インフルエンザ菌,ブドウ球菌が同定可能である.
●血液培養は最低2回,できれば3回行う.
●血液培養は悪寒・戦慄・高熱など敗血症が疑われる場合,低体温・頻脈・頻呼吸など敗血症性ショックが疑われる場合,肺炎など原発病巣を持つ感染症の場合,免疫反応の低下している者・腎不全患者・老人で意識状態や全身症状が悪化した場合,入院時重症例に対して行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?