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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 抗生物質の投与に当たって

抗生物質の予防投与はどんなときに行うか

著者: 青木眞1

所属機関: 1国立国際医療センター国際医療協力局AIDS医療情報室

ページ範囲:P.22 - P.24

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ポイント
●本来,抗菌薬は既に存在する感染症の治療に用いるべきであり,例外を除き,予防的に用いられるべきではない.
●例外的な予防投与も,統計的に効果が証明されているものに限るべきであり,単なる感染症発生に対する恐れや抗菌薬の効果に対する盲目的な期待によって用いられるべきではない.
●予防投与が有効な臨床状況は何と何かを具体的に学ぶことが重要である.
●術後,何日間にもわたる抗菌薬の投与により術後感染症の発生頻度を低下させ得たというデータはほとんどなく,かえって耐性菌出現の温床となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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