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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 抗生物質の投与に当たって

抗生物質投与中の副作用とその対応

著者: 高野愼1

所属機関: 1東京電力病院内科

ページ範囲:P.25 - P.27

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ポイント
●抗生物質使用中は常に副作用の出現を念頭に置いて治療に当たるべきである.
●抗生物質投与中の発熱に対しては,薬剤熱のほか,菌交代症も考慮する.
●アミノグリコシド剤による腎障害の頻度は,腎不全の既往,高年齢,菌血症,脱水などの身体的状況で増加するので,使用量,使用期間に注意が必要である.また聴力障害は進行性であり,早期発見のうえ薬剤を中止しなければならない.
●出血しやすい病態の患者にセフェム剤を投与するときは,MTT(N-メチルテトラゾリルチオメチル)側鎖を持たない薬剤を選択する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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