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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

今月の主題 抗生物質をどう使うか

抗生物質の正しい使い方

セフェム系抗生物質の正しい投与方法はどうあるべきか—第二世代セフェム

著者: 渡辺邦友1

所属機関: 1岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設

ページ範囲:P.37 - P.39

文献概要

ポイント
●第二世代セフェムは,注射用セファロスポリン,経口用セファロスポリンおよびセファマイシンに分類できる.経口用セファロスポリンは,注射用のそれのプロドラッグである.
●第二世代注射用セファロスポリンは,第一世代よりグラム陰性桿菌に対する抗菌力が増強し,陽性球菌に対する抗菌力は同程度かやや減弱した.また,インフルエンザ菌にスペクトラムが拡大した.
●第二世代セファロスポリンは,口腔内嫌気性桿菌(プレボテラなど)には強いが,下部消化管の桿菌(バクテロイデス)には弱いので,横隔膜より下方の複数菌感染症に対してはセファマイシンを考えよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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