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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 抗生物質の正しい使い方

イミペネムはどんなときに役立つか

著者: 舟田久1 中尾真二1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院高密度無菌治療部・第3内科

ページ範囲:P.43 - P.45

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ポイント
●重篤な基礎疾患に合併する多剤耐性の緑膿菌やエンテロバクターなどによる重症感染,特に敗血症が最もよい適応である.
●混合感染,特にβ-ラクタマーゼ産生バクテロイデスを含む感染も適応となる.
●β-ラクタマーゼ誘導能が高いために,病院株としての耐性菌の選択が起こりにくい.
●PAE(postantibiotic effect)を示すので,間欠投与が可能である.
●高度の顆粒球減少例の感染治療には単独よりもアミノ配糖体薬との併用が勧められる.
●高用量投与は中枢神経系疾患やその既往のある患者に痙攣を誘発しやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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