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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

今月の主題 抗生物質をどう使うか

抗生物質の正しい使い方

アミノ配糖体抗生物質をどう併用するか

著者: 岡田薫1

所属機関: 1九州大学医学部第1内科

ページ範囲:P.50 - P.52

文献概要

ポイント
●アミノ配糖体系抗生物質は,抗菌作用,薬動力学,副作用の面など各薬剤間で共通点が多い.
●すべてのアミノ配糖体系抗生物質はPAEを有している.
●白血球数と機能が保持されていれば,1日1回投与法は理にかなった手段である.
●単独投与よりも,重症感染症での併用が一般的である.併用薬としては,β-ラクタム剤やカルバペネム系が最も多い.
●MRSA感染症に対するABK(arbekacin sulfate)の併用療法では,ABKの先行投与が良いとされている.
●長期連用を避け,血中濃度モニタリングで安全性と有用性を確認することが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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