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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

今月の主題 抗生物質をどう使うか

抗生物質の正しい使い方

ST合剤の役割は何か

著者: 近藤信一1

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.63 - P.65

文献概要

ポイント
●ST合剤にはスルファメトキサゾールとトリメトプリムが含まれる.本剤は組織移行性がよく,大半が尿中に排泄される.
●本剤はグラム陽性菌,グラム陰性菌を広くカバーするが,緑膿菌,嫌気性菌には無効である.主として尿路感染症,呼吸器感染症に使用されるが,他の抗菌剤が無効であるか,使用できないときに二次的に選択する.
●Pneumocystis carinii肺炎の予防および治療に広く用いられている.
●顆粒球減少症,肝障害などの重篤な副作用が報告されており,使用に当たっては症状や検査値の注意深いモニターが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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