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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 抗生物質の正しい使い方

ゾビラックス®はどんなウイルスに有効か

著者: 須磨崎亮1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系小児科

ページ範囲:P.74 - P.76

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ポイント
●ゾビラックス®(アシクロビル)は単純ヘルペスウイルス(HSV)と水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症に有効である.成人薬用量で比較すると,HSV感染症では200mgを1日5回,VZV感染症では800mgを同じく5回内服する.
●ゾビラックスはヘルペス感染症の病初期から投与されると,優れた治療効果を発揮する.投与期間は通常1〜2週間である.
●ヘルペス感染症の回帰発症を予防するためには,ゾビラックスの継続投与が必要である.
●ゾビラックスは比較的安全な薬剤であるが,副作用として腎機能障害と中枢神経障害が報告されている.腎機能障害者や老人は副作用をきたしやすいので注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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