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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

今月の主題 抗生物質をどう使うか

感染症への具体的対応

急性細菌性腸炎の治療はどう行うか

著者: 吉田博1 山脇眞1 辻雄一郎1

所属機関: 1公立八女総合病院内科

ページ範囲:P.96 - P.98

文献概要

ポイント
●急性細菌性腸炎は法定伝染病が減少し,近年,サルモネラ菌,病原大腸菌,腸炎ビブリオによる腸炎が多い.一方,カンピロバクター,非O1コレラ菌,エアロモナスなども新しい原因菌として注目されている.
●細菌性腸炎の治療は,腹痛,下痢,発熱,脱水などに対する治療を行い,必要な場合に限り抗菌剤や抗生物質を投与する.
●ニューキノロン系の抗菌剤やホスホマイシンが細菌性腸炎の治療に使用され好成績を上げている.原因菌不明の場合は,重症度や疫学的事項を参考に薬剤を選択する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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