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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 感染症への具体的対応

偽膜性大腸炎の早期診断と治療をどう行うか

著者: 中原朗1 樫村博正1 福富久之1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.100 - P.101

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ポイント
●偽膜性大腸炎(pseudomembranous colitis)は薬剤起因性腸炎(antibiotic associatedcolitis)の一つであり,治療目的で投与された抗菌剤の副作用として発生する.
●薬剤起因性大腸炎には,偽膜性大腸炎のほかに出血性腸炎,MRSA腸炎,Candida腸炎がある.
●偽膜性大腸炎は,Clostridium difficileの増殖とその毒素が関与していることから,C.difficile colitisとも呼ばれている.
●偽膜性大腸炎は,結腸にわずかに隆起した黄白色の境界明瞭な偽膜(白苔)が観察されることからその名称がある.
●偽膜性大腸炎の治療は,原因薬剤の中止とvancomycin投与により行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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