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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 感染症への具体的対応

敗血症にどう対応するか

著者: 国元文生1

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院ICU

ページ範囲:P.102 - P.104

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ポイント
●敗血症は感染巣から細菌や真菌などの病原微生物およびその産生毒素が血液中に流入すすることにより引き起こされる重篤な全身性反応である.
●主症状はショック,ARDS(adult respiratory distress syndrome;成人呼吸窮迫症候群),DIC(disseminated intravascular coagulation:播種性血管内凝固異常)および急性腎不全である.
●全身性炎症反応の持続により多臓器不全(multiorgan failure:MOF)が進行する.
●原因菌として頻度の高いのは緑膿菌,腸内細菌およびブドウ球菌であり,広域抗生物質であるペニシリン,セフェム,あるいはカルバペネム系抗生物質を静注使用する.
●最近,エンドトキシン除去用ポリミキシンB固定化繊維充填カラムによる血液吸着療法が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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