文献詳細
今月の主題 抗生物質をどう使うか
感染症への具体的対応
文献概要
ポイント
●尿路感染症は,基礎疾患のない単純性尿路感染症と,基礎疾患を有する複雑性尿路感染症に大別して把握する.
●単純性尿路感染症では単独菌感染が多く,原因菌としてはEscherichia coliが80%以上を占めるが,複雑性尿路感染症では複数菌感染が多く,原因菌としてSerratia,Pseudomonas aeruginosa,NF-GNR(glucose nonfermenting gram-negative rod),Enterococcus faecalisが多く認められる.
●尿路感染症の治療薬としては原因菌に対して強い抗菌力を持ち,尿中濃度が高く,副作用の少ない化学療法剤が選択される.
●複雑性尿路感染症は化学療法剤のみでの完治は困難であり,基礎疾患に対する対処が重要である.
●尿路感染症は,基礎疾患のない単純性尿路感染症と,基礎疾患を有する複雑性尿路感染症に大別して把握する.
●単純性尿路感染症では単独菌感染が多く,原因菌としてはEscherichia coliが80%以上を占めるが,複雑性尿路感染症では複数菌感染が多く,原因菌としてSerratia,Pseudomonas aeruginosa,NF-GNR(glucose nonfermenting gram-negative rod),Enterococcus faecalisが多く認められる.
●尿路感染症の治療薬としては原因菌に対して強い抗菌力を持ち,尿中濃度が高く,副作用の少ない化学療法剤が選択される.
●複雑性尿路感染症は化学療法剤のみでの完治は困難であり,基礎疾患に対する対処が重要である.
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